イチヂク(Feigen)

ヨーロッパのイチヂク

ドイツで買えるイチヂクはイタリアかトルコ、スペインあたりからくるものが多い。私の知っているヨーロッパ産のイチヂクは濃い紫色のと、緑色のもの。緑色の方がねっとりとしていてより甘い。皮ごと食べられる。

ドイツでひとつずつの値段で売っているものは大抵固くてまずい。おまけに高い。頭の方が少し割れているくらい熟したものを買おう。ミュンヘンではイータリーに時々いいものが入る。ローカルなところではオストバーンホーフ近く、Pariserstrasseの八百屋FreshHouseにもいいものがよく入荷する。値段は真夏は1キロ6ユーロくらいからで、夏の終わりには10ユーロ以上。南イタリアの3-4倍の値段だな。夏にイタリアで家を借りると、大家さんがイチヂクの木を持っていて、たくさんくれたことが何度かあった。好きなだけ勝手にとって食べて、との親切なお申し出に、大きな木を半分ほど坊主にさせてもらったこともある。熟れたもぎたてのイチヂクほど美味なるものはない。

生ハムと一緒に食べたり、生のリコッタチーズを添えてはちみつを少しかけてデザートにしてもいい。

熟れたイチヂク
熟れたイチヂク

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