こってり、どっしり、たっぷりの食生活が続くクリスマスから年末にひと休み、の梅わかめうどん。ドイツでも12月は人が集まる機会が多く、外食やらおよばれやら人をお招きやらで、暴飲暴食になりがち。日本では二日酔いの時とか、病気で食欲がない時に食べたが、ドイツではクリスマスの後に絶対に食べたくなるもの。ここは材料にもこだわって作りたい。
うどんに梅干し、わかめ、とろろ昆布とねぎをいれる。だしは久原本家の「茅乃舎だし」と薄口しょうゆとみりんで味付け。焼きあごがほどよくきいて強めのうどんだしになり、肉類なしのうどんに最適。大阪の昆布屋「神宗」のとろろ昆布はいつも持って帰るもののひとつ。おにぎりに巻いたり、うどんに入れたりする。京都「原了郭」の黒七味は、黒ゴマの風味が香ばしく、梅わかめうどんによくあう。美門で買った冷凍うどんももちもちでいい。梅わかめうどん、ドイツ生活の一番のごちそうである。