ルバーブと苺のジャム

いちごとルバーブのジャム

ルバーブと苺のジャムは作る期間が限られている。ドイツでは「苺が赤くなるとアスパラは終わり」という。で、アスパラの終わる6月24日はルバーブの終わる日でもある。

実際にはドイツの苺は6月上旬から出回るが、出始めの頃は値段は高く、ジャムにするにはもったいない。というわけで、ルバーブが終わるギリギリ前の週末などに慌てて作ることになる。

私の配分は、ルバーブと苺と砂糖の重量が2:3:3、または2.5:2.5:3。甘すぎないので、パンにたっぷりつけられる。砂糖は全体の60%以上にしないと保存できないとの説もあるが、この配分でも、熱湯で殺菌した瓶に詰めれば何年かはもつ。実際には煮込んでいる間に果物の水分が蒸発し、糖度は重量分より相当上がると想像する。ただし味は落ちるので、何年もおかない方がいい。

ペクチン入りのジャム用の砂糖(Gelierzucker)も売っているが、レモンの皮1片とレモンのしぼり汁を少し加えれば、普通の砂糖で十分。

ルバーブは両端を切り落とし、よく洗って1.5cmくらいの長さに切る。筋が固いところはセロリのように、筋を取る。苺は洗う。材料をすべて鍋に入れて初めは中火で、沸騰したらあくを取り、弱火にして煮込むだけ。苺はドロドロにつぶれず、形が残っているくらい。最後にレモンの皮を取り除く。

ルバーブと苺のジャム
ルバーブと苺のジャム
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